結婚に当たって双方が相手に持参するのが「釣書(つりがき)」です。
「釣書」は結婚する当人のプロフィールのようなもので、本人に関するデータから家族構成までを書式に則って記入し相手方にお渡しします。
ここでは結婚の失敗を避けるために知っておきたい「釣書」の書き方と提出の仕方を紹介します。
釣書(つりがき)とは?
釣書は結婚前に双方で取り交わす書類で、「自己紹介」のようなものと考えればいいでしょう。
かつては関東エリアでは「身上書」と呼ばれていましたが、現在では関西エリアと同様に「釣書」という名称が用いられるようになってきました。
「釣書」は探偵会社や興信所の行なう身辺調査と比べると、やや情報量に欠けるところもありますが結婚相手の情報を知るための貴重な資料といえます。
釣書の書き方について
釣書の書き方は地域によって多少の違いがありますが、次に一般的な作成法を紹介していきます。
釣書には結婚する当人の氏名、生年月日、本籍、現住所、学歴、職歴、趣味や特技、資格、家族構成などを記入します。
これに加えて家族書や親族書を添付することもありますが、現在ではそれも釣書に書き入れるケースが増えてきました。
家族書を別に用意する場合には、本人のご両親の氏名や生年月日などの基本情報から、ご兄弟姉妹の氏名や仕事先、婚姻・同居状況等を記載します。
親族書には本人から二親等までの親族の情報を記してください。
釣書や家族書、親族書は、本来は相手に失礼がないよう自筆の丁寧な書体で作成するものでした。
最近ではパソコンなどを活用して手軽に作成できる釣書ソフトもありますので、相手方に配慮した上で活用してみてもいいでしょう。
釣書はお見合いの席や交際期間が短い場合の結納、結婚前のご両家の顔合わせなどで相手先に渡します。
釣書で相手を判断できる?
釣書による情報は探偵会社や興信所など第三者による身辺調査と違い、100%信頼できる情報であるとは限りません。
なぜなら釣書は結婚相手本人が作成するため、記載内容に虚偽がないとは言い切れないからです。
そもそも自分にとって不利な内容を好んで記載する方は少ないでしょう。
特に犯歴、離婚歴、職歴、転職歴など、結婚に対し悪いイメージを与える項目については、表現のごまかしや記載しない等のケースも少なくないので判断は難しいかもしれません。
釣書と身辺調査を上手に活用する
釣書のデメリットを補うには、釣書をもとにした身辺調査を行なうという方法がオススメです。
その内容に虚偽がないか、記載漏れがないかなど、自分なりに調査をしましょう。
探偵会社や興信所に依頼する際にも、釣書の提出があればある程度の調査を省くことが可能となり、その分の調査費用も安くなります。
現在では利用者が少なくなっている釣書ですが、結婚相手のことが今一つよく分からないと言う方は、提出を求めてみてはいかがでしょうか。
結婚相手に「不安が無い!」と言い切れない方
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